【終了】2019年11月7日【CSR】サプライチェーン労働・人権監査(基礎)研修

近年、組織の営利・非営利を問わず、世界的に事業実施の「社会的インパクト」の可視化を求める流れが強まっています。SDGs(持続可能な開発目標)の普及にも見られるように、収益をあげると同時に、社会貢献も進めていくべきだと考える日本企業にとって、「社会的インパクト」は今や避けることのできない課題となっています。

そんな「社会的インパクト」の重要性に伴い、今「社会的インパクト評価」へのニーズが高まっています。社会的インパクト評価とは、「短期、長期の変化を含め、事業や活動の結果として生じた社会的、環境的な成果」 を定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えることです。この考え方は、統合報告における価値創造としてのアウトカムの考え方にもつながります。また、一部のESG投資の評価でも社会的インパクト評価が問われるようになっています。

今回、この社会的インパクト評価(基礎)研修では、いかに見えない価値に価値判断を加え、可視化することを目指して、ロイドレジスタージャパン(株)と一般社団法人アース・カンパニーが共同で企画したものです。

この研修は、そもそも何故評価をする必要があるのかという目的(WHY)を明確にし、国内外の先端事例に触れながら手法(HOW)を学び、ケース・ワークを通して実践スキル(WHAT)を習得することを目指しています。

目的講義と実践的ワークショップを組み合わせて、社会的インパクト評価の基礎的知識・スキルを身につける。

主な対象

  • CSR担当者
  • マーケティング・広報担当者
  • 経営企画・新規事業開発・国際事業部の方

プログラム (10:00~16:30)

午前(10:00~12:00)
1.   世界のトレンド:グローバル・ブランドの社会貢献活動
2.   WHY: 社会的インパクト評価の目標・必要性

<昼食> 12:00~13:00

午後(13:00~16:30)
3.   HOW: 社会的インパクト評価の手法
4.   WHAT: 事例を通して、評価の設計・実施・発表
5.   質疑応答、まとめ(30分)講師濱川知宏 一般社団法人アースカンパニー マネージング・ディレクターコメンテーター冨田秀実 ロイドレジスタージャパン株式会社 取締役定員最大20名受講料40,000円 + 消費税(昼食込み、1名様)

《受講者からの感想・コメント》

  • 「ロジックモデルとカラー分けのところは、取り入れていきたいと思います!難しそうだった社会的インパクト評価が、具体的に取り組めそうなものになりました。」(リクルートホールディングス様)
  • 「学びを提供していただきありがとうございました。初めて社会的インパクト評価について学びましたが、初心者にもわかりやすく全体概要を把握することができました。」(一社Eirene University様)
  • 「社会的インパクト評価(基礎)について体系的に学ぶことができました。講師の先生の説明は大変わかりやすかったです。他社様の取り組みを知ることが出来良かったです。」

《講師プロフィール》

濱川知宏

一般社団法人アース・カンパニー 共同創設者、マネージング・ディレクター
米国NPO法人コペルニク 最高戦略責任者

ハーバード大学卒業後、NGOスタッフとしてチベット高原で働き、後ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号取得。ユニセフ(インド)、セーブ・ザ・チルドレン(コードジボワール)、英国大手財団CIFF(インド・アフリカ)にて、子供の保護・教育に重点を置いたプロジェクトの企画推進・評価等を行う。

現在は、革新的なテクノロジーを最貧国へ届けるコぺルニクにて国際開発やBOPビジネスの促進に関わり、ソーシャルイノベーションとモニタリング評価を専門とする。日本では青少年のグロ―バル教育にも従事。元東京大学特任教授。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion (謳われることなき英雄)」受賞。